資産形成・老後資金 2025.5.7

資産形成の相談先5選!資産運用の相談をするメリットやタイミングも解説

資産形成の相談先には、ファイナンシャルプランナー(FP)をはじめとして、銀行・信用金庫や証券会社、保険会社、IFAなどがあります。自分に合った相談先を選ぶことで、漠然としたお金の不安を解消し、納得感のある資産形成を行えるでしょう。
本記事では資産形成の相談先5選に加え、相談をするメリットやタイミング、自分に合う資産形成の相談先を選ぶポイントについて、詳しく解説します。

資産形成の相談先5選

資産形成について相談したい方は、以下の5つの相談先から選ぶとよいでしょう。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 銀行・信用金庫
  • 証券会社
  • 保険会社
  • 独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)

それぞれの特徴を解説します。

1.ファイナンシャルプランナー(FP)

資産形成における代表的な相談先として挙げられるのが、ファイナンシャルプランナー(FP)です。FPは資産運用をはじめ、保険・不動産・相続・住宅ローンなど、お金に関する幅広い知識を持つ専門家です。

FPは、相談者の夢や目標を達成するためにライフスタイルや価値観、経済状況などのヒアリングを行い、さらに家族状況や収入と支出の内容、資産、負債、保険などのあらゆるデータを集め、現状を分析します。

そして、ヒアリングで把握した内容や収集したデータをもとに、長期的かつ総合的な視点で多岐にわたるアドバイスや資産設計を行うとともに、その実行をサポートします。

FPの主要業務は、資産形成に関するアドバイスです。そのため、将来に向けた資産形成については、FPに相談するのがおすすめです。

資産形成のお悩みを抱えているなら、auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談(家計見直し相談)がおすすめです。住宅ローンや教育費、老後資金などのお金に関するお悩みを何度でも無料でご相談いただけます。

お金の不安を解消したい方は、ぜひauフィナンシャルパートナーにご相談ください。

2.銀行・信用金庫

銀行や信用金庫は、多くの方にとって身近な存在であるといえるでしょう。普段から利用している銀行や信用金庫には、自分のライフプランを相談しやすいと考えられます。

銀行の担当者は、証券外務員や生命保険の募集人資格を保有しており、投資に関する知識も豊富に備えています。また、投資信託や国債、外貨預金など、取り扱う金融商品のラインナップも幅広いことから、それぞれの特徴やメリットの説明を受けながら比較検討が可能です。

平日はもちろん、土日の相談に応じてくれる銀行もあるため、平日は忙しくてなかなか相談に行けない方にもおすすめです。

3.証券会社

証券会社も、資産形成について相談できる窓口の1つです。証券会社は株式や投資信託、ETF、債券、さらには外国為替(FX)など、さまざまな金融商品を取り扱っています。

刻々と変化するマーケットと対峙しているため、特に資産運用に関する専門知識が豊富です。さらに、最近はFP資格を保有している営業職員も多く、保険商品など多面的なアドバイスが受けられる場合もあります。

初心者にはハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。しかし、うまく活用することで、役立つ情報を収集できるでしょう。

4.保険会社

生命保険の加入者であれば、保険会社も資産形成に関する相談先の1つとなります。また、駅前や商業施設などにある保険の総合窓口では、保険の比較を中心としたお金の相談ができます。

保険会社の取扱商品には、満期まで保険料を支払うと支払総額を上回る返戻金を受け取れる「積み立て型保険」もあることが特徴です。万が一への備えとしてはもちろん、資産運用にも活用できます。

5.独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)

IFAは「Independent Financial Advisor」の略称であり、独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれる、お金の専門家です。各金融機関から独立した立場で営業活動を行っているためノルマなどのしがらみがなく、中立的な立場からのアドバイスを受けられる点が強みです。

開業しているIFAは人事異動がないため、担当者が変更する心配がありません。そのため、信頼できるIFAと出会えれば、長期的なパートナーになる可能性があります。

資産形成の相談を専門家にするメリット

資産形成の相談を専門家にする主なメリットは、以下の3点です。

  • 資産形成の計画を立てられる
  • 多角的な提案を受けられる
  • 専門的な知識を得られる

メリットの内容を確認しましょう。

資産形成の計画を立てられる

資産形成に関する悩みを専門家に相談するメリットとして、資産形成の計画を立てられる点が挙げられます。お金の専門家に相談すれば、自分の収入や支出、家族構成、将来のライフプランなどを踏まえ、個別の事情を反映した資産設計が可能です。

「いつ、どれくらいの資産が必要になるか」「今の手元資金からどの程度の金額を運用に回すのが妥当か」といった個別の内容は、インターネットの情報を調べても答えが見つからないことが多いでしょう。なぜなら、人によって家族構成や将来のライフイベント、資産状況などが異なるためです。

しかし、お金の専門家に個別相談を行えば、具体的な資産設計をしてもらえるため、資産形成の計画が立てやすくなります。それにより、運用開始に向けた行動が取りやすくなるでしょう。

多角的な提案を受けられる

資産形成に関する多角的なアドバイスを受けられる点も、専門家に相談する大きなメリットです。 将来に向けてお金をどのように管理・準備していくべきか、自分自身で判断するのは難しいものです。

教育費・住宅購入・老後資金といった目的ごとに、いつまでにどの程度準備すればいいのかを専門家に相談できれば、無理のない資金計画をベースに、リスクを抑えた手段や目的別の方法を提案してもらえるでしょう。

その結果、自分に合った資産形成の計画を立てられるようになり、安心して一歩を踏み出せるようになると考えられます。

専門的な知識を得られる

専門的な知識を得られることも、お金の専門家に相談することで得られるメリットの1つです。

はじめて資産形成を始めようと考えたとき、多くの方が「何から始めるべきかわからない」「そもそも何がわからないか、よくわからない」といった壁にぶつかります。専門家に相談すれば、自分が必要とする情報をピンポイントで得られるでしょう。

自分でインターネットを調べるよりも、はるかに効率的かつ正確な情報が得られるため、今後に向けた計画や選択に自信が持てるようになります。

資産形成の相談をするおすすめのタイミング

資産形成の相談におすすめのタイミングは、以下の8点です。

  • 結婚のタイミング
  • 妊娠・出産のタイミング
  • マイホーム購入のタイミング
  • 転職・独立のタイミング
  • 定年退職・老後資金を準備するタイミング
  • 介護の準備をするタイミング
  • 家計を見直すタイミング
  • セカンドオピニオンを求めるタイミング

それぞれの内容について解説します。

結婚のタイミング

結婚を機に資産形成の相談をすることは、将来に向けたお金の不安を整理する大きなチャンスになります。 結婚式の準備費用や新居への引っ越し代、出産・育児にかかる支出、老後への備えなどに対する漠然とした不安を具体的な数字に落とし込み、将来の対策を立てられるためです。

また、結婚を控えている、あるいは結婚直後のタイミングでの資産形成の相談は、夫婦で将来設計を描くよい機会となるでしょう。

結婚後は、独身時代とは異なるお金の使い方や貯蓄方法が求められます。 専門家に相談することで、無理のない家計の見直しや、ライフプランに沿った資産形成の方法を提案してもらえるでしょう。

妊娠・出産のタイミング

資産形成の相談をするおすすめのタイミングとして、妊娠や出産も挙げられます。妊娠や出産は、生活の大きな転機となるだけでなく、経済面でも大きな変化をもたらします。 このタイミングで資産形成の相談することで、出産後の経済的な不安を解消でき、今後の家計の計画を立てられるため、安心して子育てに向き合えるでしょう。

お金の専門家に相談すれば、児童手当や育児休業給付金、医療費助成などの制度を踏まえたうえで、家族構成や働き方に合わせたライフプランの作成が可能です。

また、学費や習い事、留学費用などについても相談できます。子どもを国公立の学校に通わせるか、私立の学校に通わせるかで必要なお金は大きく変わることから、相談前に夫婦で教育に対するスタンスを一致させておくことが理想です。

マイホーム購入のタイミング

マイホーム購入を検討し始めたときも、資産形成の相談がおすすめです。マイホーム購入は、人生における数少ない大きな決断のタイミングであるためです。

通常、住宅ローンの支払いは長期間に及ぶため、無理のない資金計画を立てることが欠かせません。専門家に相談すると、住宅ローンの種類や金利の比較を教えてくれるほか、現実的な返済計画を一緒に考え、よりよい選択ができるようサポートしてくれるでしょう。

転職・独立のタイミング

転職や独立のタイミングも、資産形成の相談に適しています。転職や独立は、収入や働き方が大きく変わる人生の分岐点です。このタイミングで資産形成の相談をすることで、税金や保険などの切り替えをスムーズに行うだけでなく、将来の不安を軽減するチャンスも得られます。

離職期間中の家計の立て直しや資産の守り方など、状況に応じた資産形成プランの提案も受けられます。経済的な土台を整えることで、安心して新たなスタートを切れるでしょう。

定年退職・老後資金を準備するタイミング

定年退職を控え、老後資金の準備を進めるうえで、資産形成の相談を行うことは非常に効果的です。漠然とした老後への不安を解消でき、具体的な目標を持って資産形成を進められるようになります。

例えば、現在のライフスタイルや生活費であれば、退職金や公的年金であと何年生活できるか計算し、不足額がある場合は具体的な増やし方や運用方法のアドバイスが受けられます。

完済していないマイホームのローンがある場合には、退職金で繰り上げ返済すべきか、またマイカーの買い換えに際して、新車にすべきか中古車にすべきかといった内容を相談することもおすすめです。

介護の準備をするタイミング

介護の準備を始める際には、資産形成の観点からも専門家への相談がおすすめです。 介護にかかる費用や生活費の見積もりをはじめ、介護保険制度の活用方法、保険の見直しといった多岐にわたる相談への対応が可能です。

また、専門家への相談は、経済的な不安だけでなく精神面でも大きな支えになります。1人で抱え込んでいた悩みを言語化することで不安が解消したり、ポジティブに切り替えられたりするきっかけが得られます。

介護は突然始まることも少なくありません。そのため、早めに専門家に相談し備えておくことが大切です。

家計を見直すタイミング

ライフプランの有無にかかわらず、支出の無駄をなくし、家計の見直しを行いたいときも資産形成の相談がおすすめです。「無駄遣いは控えているのに貯金が増えない」「出費の内容を把握しないまま月末を迎えてしまう」と感じるときは、家計の見直しが必要なサインです。

節約術やポイント活用、家計簿のつけ方まで丁寧にアドバイスしてくれる場合もあるため、資産形成の相談を検討するとよいでしょう。収入と支出のベストなバランスを把握することで、将来に向けた資金の準備や、より効率的な資産形成にもつながります。

セカンドオピニオンを求めるタイミング

複数の金融機関から異なる商品やサービスを提案され、「どれを選択すべきかわからない」と迷ったときに、セカンドオピニオンとして資産形成の相談をすることも選択肢の1つです。

各商品・サービスの手数料や将来のリターン、リスクの可能性など、見落としがちな要素も含めて客観的にアドバイスが受けられるため、納得できる判断ができるようになります。

自分に合う資産形成の相談先を選ぶポイント

自分に合う資産形成の相談先を選ぶために押さえておきたい主なポイントは、以下の3点です。

  • 中立的な立場から提案を受けられるか
  • 自分のニーズに合った提案を受けられるか
  • 資産運用の経験が豊富な専門家がいるか

それぞれのポイントについて解説します。

中立的な立場から提案を受けられるか

資産形成の相談先は、中立的な立場から提案を受けられる窓口がおすすめです。多くの銀行や証券会社、保険会社には取扱商品のノルマがあるため、会社本位での営業活動になってしまっていることも少なくありません。

そのため、しがらみの少ない中立的な観点からのアドバイスや提案を受けられる相談先を選ぶ必要があります。

自分のニーズに合った提案を受けられるか

資産形成の目的や規模、方法はさまざまであるため、自分のニーズに合った提案を受けられるかどうかも、資産形成の相談先を選ぶ際に欠かせないポイントです。資産状況や家族構成、将来のライフイベントの予測などを丁寧にヒアリングし、ライフプラン全体を見越したうえでの提案をしてくれるかを判断しましょう。

資産運用の経験が豊富な専門家がいるか

資産運用によって資産を増やしていきたいと考える場合、実際に資産運用の経験が豊富な専門家に相談できると有益なアドバイスを得られます。

中には、自らの資産運用の経験が乏しいアドバイザーや営業職員もいることに注意しましょう。自身の運用経験が少ないアドバイザーや営業職員に質問しても、金融商品の細かい知識や手続きに関する十分な説明を得られない可能性があります。

そのため、実際に資産運用経験があるかどうかを見極めることが、信頼できるアドバイスを得るためには欠かせません。

資産形成の相談はどこがおすすめ?

目的や現在の状況によって、選ぶべき資産形成の相談先は異なります。自分にぴったりの相談先を選ぶことで、より納得感のある資産形成が実現できるでしょう。ここからは、タイプ別におすすめの相談先を解説します。

FPへの相談がおすすめな人

FPへの相談が特におすすめなのは、ライフプランニングから資産形成の目的や方法を決めたい人です。

結婚や出産、マイホーム購入、教育資金、老後の生活設計など、将来のイベントに合わせてお金の流れを整理し、目標に沿った貯蓄・運用の方法をまとめて相談できます。相続税や生命保険のアドバイスも可能なため、「家族の万が一に備えて、何から始めればよいかわからない」という方にとっても心強い味方になってくれるでしょう。

資産形成でお悩みの方には、auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談の活用がおすすめです。お金のプロであるFPが、資産形成に関する悩みを親身になって解決までサポートします。無料で何度でも相談できる点も、嬉しいポイントです。

銀行・証券会社・保険会社がおすすめな人

銀行や証券会社、保険会社は、特定の金融商品を購入したい人や、取引先を指定して資産運用を行いたい人などに適しています。 

いずれも母体に資金力があるため、安心感が高いことが特徴です。資産管理を一括で依頼したい方や知名度を重視したい方におすすめといえるでしょう。

IFAへの相談がおすすめな人

IFAへの相談がおすすめなのは、投資や不動産、退職金などの具体的な資産運用を検討している人です。

一定の金融リテラシーがあり、希望する資産運用の方向性がある程度決まっている人にとっては、IFAの専門的なアドバイスが判断材料として大いに役立ちます。

資産形成の相談をするときに必要な準備

資産形成の相談をするときは、以下のような準備をしておきましょう。

  • 相談したいことを明確にしておく
  • 自分なりに予備知識をつけておく
  • できる限り自分の状況を洗い出しておく
  • 相談先を複数確保しておく

それぞれの内容を解説します。

相談したいことを明確にしておく

資産形成の相談をする際は、あらかじめ相談したいことを明確にしておきましょう。迷っていることや疑問、気になることを事前に整理しておくと、相談の論点が絞りやすくなり、より具体的な回答を得られます。

また、いざ相談が始まったときに、考えていた内容を忘れてしまうことも珍しくありません。聞きたいことやわからないことをメモに書き、持っていくことをおすすめします。

自分なりに予備知識をつけておく

資産形成の相談の時間を有意義にするには、自分なりに予備知識をつけておくことも重要です。「何も知らないので専門家に教えてもらう」というスタンスでの相談の仕方もあります。しかし、より実りのある時間にするためには、例えば「投資とは何か」といったレベルの知識については、頭に入れておくことをおすすめします。

ただし、「何がわからないのかもよくわからない」という状態の人もいるでしょう。その場合は「初歩的なことも含めて教えてほしい」と伝え、まずは話に耳を傾けながら、少しずつ知識を身につけていけば問題ありません。

できる限り自分の状況を洗い出しておく

資産形成に関する相談をスムーズに進めるためには、できる限り自分の状況を洗い出しておきましょう。

例えば、現在の収入や今後の収入の見通し、家族の状況、想定されるライフイベントなどをリストアップしておくと、アドバイザー側もより具体的な提案を行いやすくなります。その結果、より自分の状況に合ったアドバイスを受けられるでしょう。

相談先を複数確保しておく

資産形成について相談する際は、最初から相談先を1つに絞る必要はなく、複数確保しておくことがおすすめです。

FPやIFA、金融機関などではそれぞれ得意とする領域が異なるため、同じ質問に対して違う回答が返ってくることも少なくありません。その違いを知ることで、自分にとって納得性の高い資産形成の方向性が見えてくる場合もあります。

自分に合った資産形成の相談先を見つけよう

資産形成に関する相談先としては、「FP」「銀行・信用金庫」「証券会社」「保険会社」「IFA」が挙げられます。それぞれ得意分野が異なるため、資産形成の目的や現在の状況を踏まえ、自分に合った相談先を選ぶことが大切です。

その中でも、ライフプランニングから資産形成の目的や方法を決めたい方に適しているのは、FPへの相談です。結婚や出産、マイホーム購入、教育費、老後の生活設計など、今後想定されるイベントに合わせてお金の流れを整理し、目標に沿った貯蓄・運用の方法をまとめて相談できます。

auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談なら、資産形成に関して何度でも無料で相談できます。お客様満足度は93.9%と高く、多くのお客様にご満足いただいています。

また、通常1時間当たりの相談料として5,000円~20,000円程度かかる相談が、無料で何度もできる点も魅力です。相談時間や場所も自由に選べるため、ぜひお気軽にご相談ください。

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