医療保険の見直しが必要なタイミングは?ポイントや注意点も解説

医療保険の見直しが必要なタイミングとして、結婚するときや子どもが誕生するときなどが挙げられます。見直す際には、自分が備えるべきリスクに対応しているかを確認することがポイントです。
本記事では、医療保険の見直しのタイミングや医療保険の見直しで気をつけなければならない点についてわかりやすく解説します。
- 医療保険の見直しをする理由
- 年齢や環境の変化に対応するため
- 医療技術の変化に対応するため
- 保険料を考え直すため
- 医療保険を見直すタイミング
- 学校を卒業して就職するとき
- 結婚するとき
- 子どもが誕生するとき
- 転職や独立を検討するとき
- 子育てを終えるとき
- リタイアするとき
- 保険制度や医療技術に変化があるとき
- 保険期間が満期を迎えるとき
- 医療保険見直しのポイント
- 先進医療特約が付いているか確認する
- 定期型か終身型か確認する
- 掛け捨て型か貯蓄型か確認する
- 自分が備えるべきリスクに対応しているか確認する
- 無理のない保険料か確認する
- 医療保険を見直す際の注意点
- タイミングによって保険料が上がることがある
- 加入できないケースがある
- 商品によって手続きや保障内容が異なる
- 医療保険見直しの流れ
- 医療保険見直しの具体的な方法
- 保障内容を充実させたい場合
- 保険料の負担を抑えたい場合
- 医療保険を定期的に見直してリスクに備えよう
医療保険の見直しをする理由

民間の医療保険は、加入後も定期的に見直しが必要です。見直すべき理由として、主に以下の点が挙げられます。
- 年齢や環境の変化に対応する
- 医療技術の変化に対応する
- 保険料を考え直す
ここから、それぞれの理由について確認していきましょう。
年齢や環境の変化に対応するため
自分や家族の年齢に応じて、医療保険を見直すことがあります。なぜなら、年齢によって自分が必要とする保障が異なる場合があるためです。
国立研究開発法人国立がん研究センターのデータ(2020年)によると、20〜24歳の10万人中24.4人、40〜44歳の10万人中210.7人ががんにかかります。つまり、20〜24歳よりも年齢を重ねた40〜44歳の方が、がんに罹患するリスクが8倍以上も高まるということです。そのため、年齢を重ねるにつれてがんへの危機意識が高まり、保障を厚くしようと考えることがあるでしょう。
また、結婚や出産など人生の節目となる段階(ライフステージ)ごとに、医療保険の見直しを検討することもあります。医療保険の保障を厚くすることは、自分が万が一収入を得られなくても家族が生活できるようにするための備えのひとつです。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
医療技術の変化に対応するため
医療技術の変化に対応するためにも、医療保険の見直しが必要です。
医療技術の進歩により、病気・けがの種類によっては、以前長期入院が必要だったものが、短期入院で治療可能になっているケースもあります。
厚生労働省によると、1990年の退院患者の平均在院日数(総数)が44.9日であるのに対し、2023年は28.4日です。そのため、短期入院でその後通院治療することを前提とした保障内容への変更を検討することがあるでしょう。
また、がんの陽子線治療や重粒子線治療などの先進治療を受けられる可能性を考慮し、医療保険を見直すこともあります。陽子線治療は水素の原子核、重粒子線治療は炭素を使用し、病巣にピンポイントで放射線を照射して正常な部位へのダメージを少なくする治療法です。
先進医療にかかる医療費は全額自己負担のため、備えるには先進医療保険に対応する保険に加入していなければなりません。
出典:厚生労働省「令和5年(2023)患者調査の概況 概況版」
保険料を考え直すため
収入に対して無理のない保険料を検討するために、医療保険を見直すこともあります。
医療保険は、病気になったときやけがをして医療費がかかるとき、病気やけがで働けなくなって収入が減少したときの備えとして大切な商品です。しかし、状況が変化して保険料が家計を圧迫している場合は、解約や保険金の引き下げなども検討しなければなりません。
保険料は固定費にあたるため、基本的に毎月かかる金額は同じです。そのため、転職や退職で収入が加入時点と比べて大幅に減少すると、その分保険料が家計を圧迫することになります。
医療保険の見直しをすることで、現在の状況に対して過剰な保障内容がないかを把握し、家計への圧迫を軽減できる場合があるでしょう。
医療保険を見直すタイミング

医療保険を見直すタイミングとしては、主に以下のような場面が挙げられます。
- 学校を卒業して就職するとき
- 結婚するとき
- 子どもが誕生するとき
- 転職や独立を検討するとき
- 子育てを終えるとき
- リタイアするとき
- 保険制度や医療技術に変化があるとき
- 保険期間が満期を迎えるとき
それぞれのタイミングで、なぜ見直しが必要なのか、確認していきましょう。
学校を卒業して就職するとき
学校を卒業して就職するときは、医療保険を見直すタイミングのひとつです。
学生時代は、親が契約者となり保険料を支払っている医療保険の被保険者となっている場合があります。そこで、自ら生計を立てるようになり生活環境が変わるタイミングで、新たに自身で生命保険に加入することを検討するとよいでしょう。新卒で独身の場合は、年齢が若く養う家族もいないため、保険料を安く抑えられる可能性があります。
なお、契約者変更の手続きを進めることで、親が契約している医療保険の契約者を変更できます。具体的な手続きについては、現在親が契約している保険会社に確認しましょう。
結婚するとき
結婚するときも、医療保険の見直しが必要なタイミングです。
一般的に、独身のときは病気やけがで就労が困難になったり、高額の医療費を支払うことになったりして自身の生活に支障をきたすことがないように医療保険に加入します。それに対し、結婚してからは家族を守ることも考慮しなければなりません。
これまで医療保険に加入していない場合は、配偶者のことを考えて新たに加入する、あるいは保障内容が不十分な場合は、充実させることいった対応を検討しましょう。
見直しの際は、夫婦双方が現在加入している保険内容を確認しておくことが大切です。情報をあらかじめ共有していることで、どちらかが病気にかかったりけがをしたりした際に、もう一方がスムーズに保険会社に連絡して手続きを進められるでしょう。
なお、死亡時の医療保険の受取人を親に指定していた場合は、結婚するタイミングで手続きすることにより、受取人を配偶者に変更できます。
子どもが誕生するとき
さらに守るべき家族が増えるため、子どもが誕生するときも医療保険を見直すタイミングです。
例えば、子どもが事故に巻き込まれて長期療養することになったり、難病に罹患したりして高額の医療費がかかるリスクに備えて、子どもの医療保険に加入することがあります。また、生活費が増えることや教育費がかかることも、子どもが誕生したタイミングで医療保険の見直しが必要な理由です。
文部科学省が2023年に実施した「子供の学習費調査」によると、幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額は、5,963,096円(すべて公立)〜19,761,305円(すべて私立)でした。子育てには多額の教育費がかかるため、病気やけがで収入を得られなくなるリスクに備えて医療保険を考えなければなりません。
なお、子どもの教育資金について考える際は、あわせて生命保険(死亡保険)や学資保険なども検討しましょう。教育資金の貯め方や必要な保険についてより詳しく知りたい場合は、auマネープラン相談にご相談ください。
auマネープラン相談では、人生設計をふまえてお客さまにあったご提案をしています。もちろん、お子さまと一緒でもご相談可能ですので、お気軽のご相談ください。
転職や独立を検討するとき
転職する際にも、医療保険を見直すことがあります。転職で収入面・支出面で大きな変化がある場合、前の勤務先と新たな勤務先で福利厚生の内容が異なる場合などに、見直しが必要です。
また、現在の会社を退職して独立を検討する際にも、リスクを考慮して医療保険を見直します。特に注意が必要なのが、独立して自営業者やフリーランスとして活動する場合です。
会社員として働いているときも自営業者やフリーランスなどとして活動するときも、公的健康保険制度への加入が義務付けられています。会社員は組合健保や協会けんぽなどの「健康保険」に、自営業者やフリーランスとして活動する場合は「国民健康保険」に加入が必要です。
健康保険に加入している場合は、病気やけがの治療・療養で仕事を休んだ際に傷病手当金を受け取れるのに対し、国民健康保険は傷病手当金を受け取れません。また、自営業者やフリーランスは基本的に労災保険に加入していないため、業務中・通勤中の負傷や疾病などに対する公的保険給付の対象外です。
そこで自営業者やフリーランスとして独立する際は、病気やけがで働けなくなる場合に家族を養えるように、医療保険の保障を厚くしておくことも検討しなければなりません。
子育てを終えるとき
一般的に、子どもは就職や結婚を機に自身で医療保険に加入するため、子育てを終えるときも医療保険を見直すタイミングです。
また、子育てを終えると、自分が病気やけがで働けなくなったときに子どもを養うための費用のことを考える必要がなくなります。ただし、年齢を重ねるにつれて自身が病気にかかるリスクは高まっているため、場合によっては保障内容を充実させることも検討しなければなりません。
教育費がかからなくなり世帯全体の生活費負担が減る一方で、自身や配偶者が病気にかかるリスクは増加していることを踏まえ、現在の保障内容で良いのかをあらためて考えるとよいでしょう。
リタイアするとき
定年退職などをきっかけにリタイアし、年金生活を始める場合にも医療保険を見直しましょう。月々の収入に変化が生じることが、見直しが必要とされる理由です。
リタイアすると、生活費は年金や貯蓄の切り崩しでまかなうことになります。2023年度の「厚生年金保険・国民年金事業」の概況によると、厚生年金保険(第1号) 受給者平均年金月額(老齢年金)は、147,360円です。
一方、毎月食費・住居費・水道光熱費・医療費・交通費・娯楽費・交際費・保険料などさまざまな支出が発生します。そのため、リタイア後の収入(自身が受け取る年金額)とおおよその支出を把握したうえで、医療保険の保障内容や負担について再検討が必要です。
なお、老後資金は、教育資金・住宅資金と並び人生の3大支出と呼ばれています。多額の資金が必要になることもあるため、若いうちから備えておきましょう。
出典:厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 」
保険制度や医療技術に変化があるとき
保険制度や法律が変わるときも、医療保険を見直すタイミングです。
医療費の窓口負担割合は、年齢や所得によって異なります。6歳までは2割負担で69歳までは3割負担、そして70歳から74歳までは2割負担、75歳以上は1割負担が原則です(2025年4月時点)。
しかし、今後社会情勢や経済状況の影響次第では、法律を改正して自己負担割合が変動することも否定できません。仮に医療費の負担が重くなると家計に影響を与えるため、加入している医療保険の保障内容の見直しを検討しなければならないことがあります。
また、医療技術が進歩したときも、以前に加入した医療保険では先進医療に対応していないことがあるため、医療保険を見直すきっかけになるでしょう。
出典:政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
保険期間が満期を迎えるとき
加入している医療保険の保険期間が満期を迎えるときも、見直すタイミングです。
医療保険の種類によって、満期が設定されている場合があります。保険の満期とは、加入している保険契約が終了する時期のことです。
満期を迎えたままにしておくと対象の保険が失効するため、以降必要な保障を受けられなくなります。自分や家族を取り巻く状況や今まで加入していた医療保険の保障内容を踏まえ、更新するのか、別の保険商品に切り替えるのかを検討しましょう。
なお、加入中の医療保険を更新する場合でも、加入当初より年齢を重ねているため保険料が上がることが一般的です。更新すべきか切り替えるべきか判断する際は、更新後の保険料が家計に与える影響も踏まえて総合的に判断しましょう。
加入している医療保険を今のまま更新していいのか、切り替えるべきか判断が難しい場合は、auマネープラン相談にご相談ください。お客さまのライフステージにあわせてプランナーが対応いたします。
お客さまの希望の場所・時間にご相談いただけるので、忙しい方にもぴったりです。見直しのタイミングだけでなく、「重複している保障を省いて保険料を安くしたい」などもご相談いただけます。
医療保険見直しのポイント

医療保険見直しの主なポイントは、以下のとおりです。
- 先進医療特約が付いているか確認する
- 定期型か終身型か確認する
- 掛け捨て型か貯蓄型か確認する
- 自分が備えるべきリスクに対応しているか確認する
- 無理のない保険料か確認する
各ポイントについて、解説します。
先進医療特約が付いているか確認する
医療保険を見直す際は、現在加入中の保険や切り替えを予定している保険に先進医療特約が付帯されているか確認しましょう。
先進医療特約とは、病気やけがで先進医療による治療を受ける際にかかる技術料を保障する特約のことです。先進医療は公的医療保険の対象外であり、全額自己負担しなければならないため、先進医療による治療を受けようとすると高額の費用がかかる可能性があります。
先進医療は、高度な医療技術を用いることで、高い治療効果を期待できる方法です。病気やけがのリスクに備えてあらかじめ治療の選択肢を広げておきたい場合は、医療保険に先進医療特約を付けておきましょう。
定期型か終身型か確認する
現在加入している医療保険や新たに加入を検討している医療保険の保障期間を確認し、定期型なのか終身型なのかを把握することもポイントです。
定期型は、保険期間が加入時に決めた期間に限定されます。更新することで期間終了後も契約の継続は可能ですが、保険料が変わる可能性がある点に注意が必要です。
終身型は、保障が一生涯続きます。契約更新しない分、保険料も基本的に一定です。
定期型と終身型の特徴を理解したうえで、ご自身のニーズにあわせた保証期間を選択しましょう。例えば、子どもの成長にあわせて今後保障内容を変更する可能性があるなら定期型、毎月一定の保険料を支払い一生涯の保障を受けたいのであれば終身型を選ぶなど、自分や家族の状況にあったタイプを選択することが重要です。
掛け捨て型か貯蓄型か確認する
見直す医療保険が、掛け捨て型と貯蓄型(積立型)のどちらに該当するかも確認しましょう。掛け捨て型は保険期間中に解約した際に返戻金が発生しない保険、貯蓄型は解約時に返戻金を受け取れる保険のことです。
例えば、途中で解約する可能性があるのであれば貯蓄型、保険料の負担を抑えたい場合は掛け捨て型を選ぶ方法があります。ただし、貯蓄型に加入する場合でも解約返戻金の額が今まで払い込んだ保険料の総額を下回る可能性がある点に注意が必要です。
なお、「貯蓄型」と言っても、預貯金などのように利息がつく利殖効果を目的とするものではありません。
自分が備えるべきリスクに対応しているか確認する
自分や家族が備えるべきリスクに対応しているのか確認することも、医療保険の見直しにおけるポイントです。
例えば、日本人の死因の上位を占めるがん・心疾患・脳血管疾患のリスクに備えたいのであれば、三大疾病への保障が充実した医療保険を選択するとよいでしょう。
また、三大疾病だけでなく、糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全も不安なのであれば、七大疾病(七大生活習慣病)への保障も必要です。
無理のない保険料か確認する
医療保険を見直す際は、今の収入で無理なく支払える保険料なのかを確認することもポイントです。収入に対して保険料が高く感じる場合は、複数の保険に加入していて重複する保障はないか、不要な保障は含まれていないかなどを確認しましょう。
例えば、働けなくなった場合に住宅ローンの支払いが困難にならないか不安で医療保険への加入を検討している場合は、団体信用生命保険の内容を確認してください。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約時に金融機関から加入を求められることがある保険のことです。団体信用生命保険の内容によっては、特定の病気やけがの診断を受けた場合に住宅ローンの残高が0円になったり、入院中の月次返済保障を受けられたりすることがあります。
また、医療保険の保障内容を考えるにあたって、高額療養費制度のことも把握しておきましょう。高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払う月単位の医療費が一定額を超えた場合に、上限を超えた分が支給される制度です。
そのため、状況によっては保険を利用しなくても、貯蓄と高額療養費制度で、高額の医療費に対応できる可能性もあります。
なお、現在加入している医療保険の保険料が無理のない範囲に収まっているのか確認するには、まず現在の収入と支出を把握することが重要です。現在の収入と支出を自分で把握するのが面倒だと感じた場合は、auマネープラン相談にご相談ください。
auマネープラン相談は、何回ご相談いただいても無料です。保険に限らず、老後の資金・住宅ローン・教育費など、お金に関するさまざまな悩みをご相談いただけます。
医療保険を見直す際の注意点

医療保険を見直す際には、以下の点に注意しましょう。
- タイミングによって保険料が上がることがある
- 加入できないケースがある
- 商品によって手続きや保障内容が異なる
それぞれ解説します。
タイミングによって保険料が上がることがある
医療保険を見直すにあたっては、新たに加入するタイミング次第で保険料が上がることがある点に注意しましょう。
保険料は年齢を重ねるにつれて上昇するため、数年前に調べた際には自分にとって無理のない保険料であったとしても、加入を決断したときには家計への負担が重い額になっている可能性があります。
医療保険への加入を前向きに検討している場合は、特に誕生月以前に申し込むことを意識すると良いでしょう。
加入できないケースがある
医療保険は、年齢や健康状態によって加入できないケースがある点にも注意しましょう。
医療保険に加入する際は、過去に診断された病気や、治療・投薬の経験などを告知しなければなりません。告知内容に基づく診査次第で、新規加入できない場合があります。
万が一新たな医療保険に加入できないと、必要な保障が受けられません。無保険の状態になることを避けるため、医療保険を切り替える際は必ず新たな保険に加入できることを確認したうえで、今までの保険を解約するようにしましょう。
商品によって手続きや保障内容が異なる
商品によって、解約で戻ってくるお金や保障内容などが異なる点も十分に理解しておきましょう。あらかじめしっかりと確認しておかないと、解約返戻金があると考えて医療保険の切り替えを進めたにもかかわらず、戻ってくる額が考えていたよりも少ない可能性があります。
また、今まで加入していた医療保険と新たに加入する医療保険では、告知事項が異なることがある点にも注意が必要です。場合によっては、今までの医療保険よりも加入するまでに手間がかかることもあります。
医療保険見直しの流れ

医療保険を見直す際の、一般的な流れは以下のとおりです。
- 現在加入している医療保険の内容を確認する
- 加入中の保険で保障は十分か、過剰なものや重複しているものはないかをチェックする
- 家計を見直し、どれくらいの保険料であれば負担できるのかを考える
- 自分や家族を取り巻くリスクを確認する
- リスクや予算を踏まえ、保障内容を変更することや、新たに医療保険に加入することを検討する
医療保険の内容を確認する際は、「医療保険見直しのポイント」や「医療保険を見直す際の注意点」の各項目を意識しましょう。
医療保険見直しの具体的な方法

医療保険を見直す方法は、ニーズによって異なります。そこで、ここから保障内容を充実させたい場合と保険料の負担を抑えたい場合に分けて、見直し方を説明します。
保障内容を充実させたい場合
自分や家族を取り巻くリスクを考慮したうえで、保障内容を充実させることが必要と考えた場合は、まず現在加入中の医療保険に特約を付帯することで対応できないか考えましょう。特約を付帯することで、現在加入中の保険を解約せずに保障内容を充実させられます。
また、特約の付帯で対応できない場合は、新たに医療保険に加入することを検討しましょう。
保険料の負担を抑えたい場合
現在の収入を考慮し、保険料の負担を抑える必要がある場合は、加入中の医療保険の保障内容がニーズに合致しているのか、余計なものはないかなどを確認しましょう。
保険料の負担を抑えるには、不要な保障内容が含まれている場合に加入中の医療保険を解約したり、保障額が過大な場合に減額したりすることがあります。ただし、保障が薄くなりリスクに備えられなくなる可能性があるため、保険料のことだけを考えて安易に解約しないよう注意が必要です。
医療保険を定期的に見直してリスクに備えよう

年齢やライフステージの変化に適応させたり、医療技術の進歩に対応させたりするために、医療保険を定期的に見直すことが大切です。見直しの主なタイミングとしては、就職するときや結婚するとき、子どもが誕生するときなど人生の節目が挙げられます。
医療保険を見直す際には、先進医療特約が付帯しているか、医療保険の種類は自分にあっているかなどを確認しましょう。また、年齢を重ねるにつれて加入時の保険料が上がることや、告知内容によっては加入できないことがある点にも注意が必要です。
さらに、現在の医療保険の保険料が無理のない範囲であるのかも、見直し時に確認しましょう。無理のない範囲を知るためには、現在の収入と支出を正しく把握することが大切です。
「保険を見直すべきタイミングがわからない」「無理のない保険料の範囲を把握するために現在の収入と支出を把握するのは大変そう」などと感じる場合は、auマネープラン相談にご相談ください。
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