FPに住宅ローン相談をするメリットは?相談できる内容や手順も解説

FPに住宅ローン相談をすれば、プロからの客観的かつ的確なアドバイスをもらえるほか、住宅ローンを含めた総合的なプランニングをしてもらえます。それにより、将来のお金に関する漠然とした不安を解消できるでしょう。
本記事では、FPに住宅ローンに関して相談できる内容や相談するメリットなどを解説します。有料FP相談と無料FP相談の違いもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、お金に関するさまざまな悩みに対する解決策をアドバイスする専門家のことです。
例えば、マイホーム購入を検討する際、住宅ローンの金利や返済プランの選び方などについて、疑問や悩みを持つ方は少なくありません。
夢や目標を叶えるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。特に住宅ローンは、長期間にわたる大きな支出となるため、慎重な資金計画が欠かせません。
FPはファイナンシャル・プランニングの専門家として、住宅ローンの金利や返済プランの選び方などについて、一人ひとりの状況に合わせた最適なプランを提案し、夢の実現をサポートします。
FPに住宅ローンについて相談できること

FPに住宅ローンに関して相談できる主な内容は、以下のとおりです。
- 住宅購入か賃貸かの選択
- 住宅ローンの選び方
- 金利の選び方借入金額
- ライフプランの組み方
それぞれの内容を解説します。
住宅購入か賃貸かの選択
FPに対して、住宅購入と賃貸のどちらが適しているかについて相談できます。ただし、相談者全員に共通する正解はありません。なぜなら、経済状況や価値観、ライフプランは人によって異なるためです。
例えば、手軽に住み替えたいという希望があれば賃貸のほうが合理的な選択といえる一方で、内装や間取りにこだわりたい方はマイホームの購入が適しています。
FPは、相談者の置かれた状況や人生設計に踏まえたアドバイスを行います。FPからのアドバイスは、自分にとって住宅購入か賃貸のどちらが向いているかを判断する材料になるでしょう。
住宅ローンの選び方
FPに対して、住宅ローンの選び方についても相談できます。住宅ローンには、メガバンク・地方銀行・ネット銀行が提供する民間ローンや、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する「フラット35」など、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をするためにも、FPのアドバイスが有効です。FPに相談すれば、相談者の収支やライフプランを基に、最適な住宅ローンの選び方をサポートしてくれます。
金利の選び方
FPに相談することで、金利の選び方に関するアドバイスも得られます。各金利の詳細な説明や、金利を考慮した返済総額を教えてもらえるため、自分にとってベストな金利タイプがわかるはずです。
住宅ローンの金利タイプには、主に固定金利と変動金利の2種類があります。固定金利は借り入れ中に金利が変動しないタイプ、一方の変動金利は定期的に金利が見直されるタイプです。
これまでは低金利が続いてきたため、月々の返済額を抑えられる変動金利が選ばれる傾向にありました。しかし、今後の金利上昇を懸念し、固定金利を検討する人も増えています。
このように金利動向の先行きが不透明な状況では、自分たちだけで情報を集めて判断するよりも、FPに相談したほうが安心です。
借入金額
住宅ローンの借入金額も、FPに相談できる内容の1つです。借り入れできる一般的な金額にとどまらず、相談者に合った現実的な借入額をアドバイスしてもらえます。
住宅ローンの借入可能額は、申請者の職業、年収、勤続年数、完済時年齢などによって変動します。しかし実際の借入額は、収入だけでなく、貯蓄や毎月の生活費を考慮したうえで判断することが大切です。借入額を、上限額いっぱいに設定した場合、毎月の住宅ローン返済額が家計を圧迫するリスクが高まります。
FPに相談することで、現実的な借入額を把握できるでしょう。
ライフプランの組み方
FPへの住宅ローンの相談を通じて、ライフプランの組み方も相談できます。マイホームの購入は、人生における一大イベントであることは間違いありません。
しかし、住宅ローンのみを切り離して考えるのではなく、出産や子育て、転職・独立、介護などのさまざまなライフイベントも考慮して返済プランを組む必要があります。
FPへの相談によって、住宅ローンの完済時年齢のシミュレーションや教育資金や老後資金の準備など、相談者のライフイベントに応じた要素を包括した専門的なアドバイスを受けられます。
住宅ローンをはじめとしたお金の悩みを相談するなら、auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談(家計見直し相談)がおすすめです。住宅ローンや教育費、老後資金、資産形成などのお金に関するお悩みを何度でも無料でご相談いただけます。
お金の不安を解消したい方は、ぜひauフィナンシャルパートナーにご相談ください。
FPに住宅ローンの相談をするメリット

FPに住宅ローンの相談をする主なメリットは、以下の3点です。
- 第三者的な立場からの意見を得られる
- 住宅ローンを含めた総合的なプランニングをしてもらえる
- 具体的なアドバイスを得られ漠然とした不安が消える
それぞれの内容を解説します。
第三者的な立場からの意見を得られる
FPに住宅ローンの相談をすると、第三者の視点から冷静で的確なアドバイスを受けられます。自分や家族の意見も大切ですが、それだけではどうしても主観的な判断になってしまいかねません。
特に住宅ローンを組む際は、「マイホームを持ちたい」という思いが先行し、冷静な判断を欠いてしまいがちです。冷静に、返済計画の検討や住宅ローンを組むタイミングなどを、判断できなくなってしまうでしょう。
住宅ローンに関してFPに相談すれば、数値に基づき、第三者の視点からのアドバイスをもらえるため、無理のない返済計画が立てられます。
住宅ローンを含めた総合的なプランニングをしてもらえる
FPへの相談では、住宅ローンに関する助言にとどまらず、総合的なプランニングをしてもらえる点もメリットです。
結婚や出産、子どもの教育費、老後の生活など、人生には大きな出費が伴うライフイベントがいくつもあります。これらの支出に備え、計画的に資金を用意しておくことが重要です。
FPに相談すれば、将来的なライフイベントと予想される支出を考慮した、現実的な住宅ローンの組み方や返済計画に関する提案を受けられます。
具体的なアドバイスを得られ漠然とした不安が消える
具体的なアドバイスを得られ漠然とした不安が消えることも、FPに住宅ローンの相談をすることで得られるメリットです。金銭面での悩みは、お金に関する知識がないことから引き起こされていることは少なくありません。
このようなケースにおいては、FPに相談することでお金や各種制度への理解を深め、具体的な資金計画を立てることが効果的です。
有料FP相談と無料FP相談の違い

FPに住宅ローンの相談をしようと調べていて、有料相談と無料相談の違いや、どちらに相談すべきかわからないといった方もいるでしょう。なんとなく、無料相談よりも有料相談のほうが信頼できると考える方もいるかもしれません。しかし、結論からいうと無料相談よりも有料相談のほうがよいとは限りません。
有料相談をしているFPは独立して活動していることが多いため、特定の金融機関や商品に偏った提案を受けることはないでしょう。よりフラットな立場でアドバイスを受けられる可能性があります。
ただし、有料だからといって、必ずしも幅広い知識や高い専門性を持っていたり、相談者の状況に合った適切な提案をわかりやすくできたりするわけではありません。相談料が高額のこともあり、質問への回答や提案内容に満足できなかったときは、費用対効果が見合わないと感じることもあるでしょう。
一方で無料のFP相談は、主に企業のサービスとして提供されており、費用をかけずに気軽に相談できる点がメリットです。複数の企業と提携しているFPであれば、提案内容に関してある程度の中立性も担保されます。そのため、まずは無料のFP相談から試してみるとよいでしょう。
無料相談先にお悩みの方は、auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談(家計見直し相談)がおすすめです。auマネープラン相談(家計見直し相談)では、通常1時間5,000円~20,000円のFP相談が無料でご利用いただけます。住宅を購入すべきベストなタイミングや住宅ローンの返済計画などを無料で気軽にご相談可能です。
住宅ローンの悩みだけでなく、家計管理や老後資金、教育資金などお金にまつわるさまざまな悩みをご相談いただけます。お金に関する不安や悩みをお持ちの方は、auマネープラン相談(家計見直し相談)をご活用ください。
FPに住宅ローンの相談をする手順

FPへの住宅ローンの相談の手順は、以下を参考にしてください。
- ヒアリングシートへの記入
- FPによる現状や希望に関してのヒアリング
- キャッシュフロー表を基にした打ち合わせ
- FPによるプランの提案および実行の支援
ヒアリングシートの記入内容とヒアリングの内容から作成したキャッシュフロー表を基に、収入と将来必要となる資金の差分を埋めるための手段を、FPと一緒に考えていきます。
そのうえでFPから、目的の実現に向けて、短期・中期・長期の視点で整理されたマネープランが提案されます。
FPに住宅ローンの相談をする際に用意するもの

FPに住宅ローンの相談をする際に必要な基本のものは、以下のとおりです。
- 家計簿などの毎月の支出がわかる帳簿
- 預金通帳
- 生活費用の口座の通帳
- 毎月の支出明細書(光熱費やスマホの通信費など)
- 年金定期便
- 生命保険証券
上記のものは、キャッシュフロー表を作成する際に必要です。さらに、購入物件が決まっているか否かで用意すべきものが異なるため、それぞれのケース別に解説します。
購入物件が決まっていない場合
購入したい物件が決まっていない場合は上記の持ち物に加え、以下の書類が必要です。
- 【会社員の場合】源泉徴収票・住民税決定通知書
- 【自営業の場合】過去3年分の確定申告書(法人代表者であれば決算書)
- 現在利用中のローンの残高証明
特に、現在利用中のローン残高証明は重要であるため、相談前に探しておきましょう。探しても見つからない場合は、残高額を把握しておく必要があります。
購入物件が決まっている場合
すでに購入物件が決まっている状況でFPに住宅ローンの相談をする場合は、上記の基本の持ち物に加えて以下のものも持参しましょう。
- 【会社員の場合】源泉徴収票・住民税決定通知書
- 【自営業の場合】過去3年分の確定申告書(法人代表者であれば決算書)
- 現在利用中のローンの残高証明
- 不動産の概要を知るリーフレットや小冊子
- 不動産図面
- 重要事項説明書(署名前の原案でも可)
- 売買契約書(署名前の原案でも可)
これらの書類を持参することで、FPは住宅ローンの借入可能額や返済計画をより具体的にシミュレーションできます。スムーズに相談を進めるためにも、事前に必要な書類を揃えておきましょう。
FPに住宅ローンの相談をしてみよう

FPに住宅ローンに関して相談できる内容は、住宅購入か賃貸かの選択に始まり、住宅ローンの選び方や金利の選び方、借入金額など多岐にわたります。
専門的な知識を持つFPに住宅ローンの相談をすれば、プロからの客観的な意見を得られるのはもちろん、住宅ローンを含めた総合的なプランニングをしてもらえます。具体的なアドバイスによって将来のお金に関する漠然とした不安が消えることも、大きなメリットです。
住宅ローンをはじめとしたお金の悩みの相談先として特におすすめなのは、auフィナンシャルパートナーのauマネープラン相談(家計見直し相談)です。住宅ローンや教育費、老後資金、資産形成などのお金に関するお悩みを、無料で何度も相談できます。
相談時間や場所も自由に選べるため、ぜひお気軽にご相談ください。
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