保険見直し 2026.1.30

女性保険(女性向け医療保険)は貯蓄型と掛け捨て型のどちらがおすすめ?

女性特有の病気や女性に多い病気に備える「女性保険(女性向け医療保険)」には、貯蓄型と掛け捨て型があります。

貯蓄型は、満期時や解約時、保険会社が定める特定のタイミングなどでお金を受け取れるため、医療保険本来の保障が適用されなかったとしても保険料が無駄になりにくい点が特徴です。

本記事では、女性保険は貯蓄型と掛け捨て型のどちらが自分に合っているのか、それぞれのメリットやデメリットを比較しつつ解説します。女性向けの医療保険を選ぶポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

女性保険(女性向け医療保険)とは?

「女性保険」とは、入院保障や手術保障といった一般的な医療保険で提供される保障に加えて、女性特有のリスクに対応した保障を上乗せした保険商品です。「女性向け医療保険」とも呼ばれます。

通常の保障に加え、女性特有の病気や状態、女性に多い病気などに対して手厚い保障が受けられます。ただし、保険商品によって保障内容が異なるため、複数の保険を比較し、ご自身の年齢やライフステージに応じて、必要な保障を受けられる保険を選ぶことが大切です。

保障対象となる女性特有の病気・女性に多い病気

女性保険の対象となる病気や状態は、次の3つに分類できます。

女性に特有の病気 子宮筋腫、卵巣機能障害、子宮がん、卵巣がんなど
女性に多い病気 乳房がん、関節リウマチ、甲状腺疾患など
妊娠・出産に関わる症状 切迫早産、子宮外妊娠など

女性保険では、通常の医療保険による保障に加え、女性特有の病気や女性に多い病気、妊娠・出産に関わる症状について、給付金の上乗せや特別な給付が設けられています。

ただし、保障の対象となる病気や状態、給付の有無や条件は保険商品ごとに異なるため、加入前に確認しておきましょう。

女性特有の病気の罹患率

女性だからといって、必ずしも女性専用の医療保険に加入する必要はありません。しかし、女性がかかりやすい病気や状態には、女性特有のものや罹患割合が高いものがあり、リスクに応じて重点的に保障を検討するほうがよいと考えられるでしょう。

例えば、女性のがんには、女性特有の部位や女性の罹患割合が高いものが多くみられます。国立がん研究センターの「全国がん罹患データ」によれば、2021年における女性の部位別がん罹患率(10万人あたり)では、乳房や子宮など、女性特有または女性に多い部位のがんが上位に含まれています。

【女性10万人あたりの部位別がん罹患率(2021年)】

順位 部位(上皮内がん含む) 罹患率(人/10万人)
1位 乳房 172.9人
2位 大腸 129.1人
3位 結腸 92.5人
4位 子宮 84.8人
5位 67.9人
6位 55.9人
7位 子宮頸部 54.7人
8位 直腸 36.5人
9位 膵臓 35.5人
10位 子宮体部 29.6人

参考:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

貯蓄型女性向け医療保険のメリット・デメリット

女性向け医療保険に加入する前に、貯蓄型か掛け捨て型か決めておきましょう。それぞれのメリットとデメリットを把握しておくと、ご自身に合う保険を選びやすくなります。まずは貯蓄型のメリットとデメリットを紹介します。

メリット デメリット
  • 保険料が無駄になりにくい
  • 将来のための貯蓄として活用できる
  • 保険料が掛け捨て型より高め
  • 保険商品があまりなく、選択肢が少ない

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

メリット

貯蓄型保険は、保障が適用されない場合でもお金を受け取れる可能性がある保険です。例えば、満期を迎えたときや解約をしたとき、あるいは保険会社が定める所定のタイミングで所定の金額が給付されるため、保険料が無駄になりにくいと感じる方もいるでしょう。

また、商品によっては受け取れる金額や時期があらかじめ決まっているため、将来のための貯蓄としても活用できます。例えば、ある女性保険では、保障適用の有無にかかわらず3年ごとに定額の「生存給付金」を受け取れるタイプの商品もあります。

旅行費用や子どもの進学費用など、受け取りのタイミングに合わせた使い方を計画できるでしょう。

デメリット

貯蓄型保険は掛け捨て型と比べて、保険料が高めに設定されています。「貯蓄は必要がない」「保障だけを受けたい」と考えている方にとっては、割高な保険料と感じるかもしれません。

また、貯蓄型保険は、掛け捨て型の女性保険と比べると、商品数が限られている場合が多いのもデメリットといえます。選択肢が少ないため、希望する保障内容や保険期間などの条件によっては、自分に合う保険が見つかりにくい可能性もあるでしょう。

掛け捨て型女性向け医療保険のメリット・デメリット

満期金や解約返戻金のない掛け捨て型の女性保険には、次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
  • 保険料が貯蓄型保険よりも低め
  • 保険商品の選択肢が多い
  • 保障が適用されない場合はお金を受け取れない
  • 契約者貸付制度を利用できない

一般的にはメリットとされる要素も、人によってはデメリットになることがあります。例えば、掛け捨て型保険には選択肢が多いというメリットがありますが、「選択肢が多すぎて選びにくい」と感じる方にとってはデメリットといえるでしょう。

ぜひご自身の場合に当てはめて各要素をチェックしてみてください。

メリット

掛け捨て型保険の保険料は、貯蓄型よりも低めに設定されていることが一般的です。保険料を少しでも抑えたいと考えている方は、掛け捨て型が適しているでしょう。また、保険料が低めのため、特約を付加したり給付金を増やしたりしやすく、保障を充実させられます。

掛け捨て型女性保険は商品が多いのもメリットです。幅広い選択肢からご自身に合った保険を選びたい方には適しています。

デメリット

掛け捨て型女性保険は、原則として病気やケガをしない場合は給付金・保険金を受け取れません。保険期間中、健康に過ごせたことは喜ばしいことですが、今まで支払ってきた保険料が無駄になったと感じる方もいるでしょう。

また、貯蓄型保険では、解約返戻金を担保としてお金を借りる「契約者貸付制度」を利用できることがあります。

しかし、掛け捨て型保険では解約返戻金の設定がないため、契約者貸付制度は利用できません。保険期間中にまとまった資金が必要になった場合は、他の調達手段を検討する必要があります。

貯蓄型と掛け捨て型のどちらがご自身に合っているか決めかねるときは、ファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。ファイナンシャルプランナーはお金の専門家です。専門的な視点から、客観的なアドバイスを得られます。

「auマネープラン相談」では、ファイナンシャルプランナーの無料相談をご提供しています。一世帯一回限り、疑問を解消できるまで何度でも無料で相談することが可能です。お気軽にご相談ください。

貯蓄型女性向け医療保険が向いている人とは?

貯蓄型女性向け医療保険は、保障とあわせて将来の資金準備も重視したい方に向いている保険です。以下の項目に、当てはまる人は貯蓄型保険が向いている可能性があります。

  • 掛け捨て型の保険料を無駄に感じる人
  • 将来に備えて貯蓄を始めたい人

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

掛け捨て型の保険料を無駄に感じる人

掛け捨て型保険は、満期金や解約返戻金をなくすことで保険料を抑えています。しかし、「少額であっても掛け捨ては無駄に感じる」という方には、心理的な負担を感じやすいかもしれません。少々保険料が割高でも、将来的に何かしらのお金を受け取れる可能性がある貯蓄型保険のほうが向いています。

将来に備えて貯蓄を始めたい人

貯蓄型保険は、貯蓄と保険を同時に実現できる保険です。貯蓄が十分にない方や将来に備えて貯蓄を始めたいと考えている方には、適した保険といえるでしょう。

ご自身やご家族にとって、どのような保険が適切なのか決めかねるときは、ファイナンシャルプランナーに相談するのも一つの方法です。「auマネープラン相談」は、ファイナンシャルプランナーによる無料相談を提供するサービスです。ぜひお気軽にお問い合わせください。

掛け捨て型女性向け医療保険が向いている人とは?

掛け捨て型女性向け医療保険は、保険料を抑えつつ、必要な保障を手厚くしたい方に向いています。次の項目に当てはまる方は、掛け捨て型保険を検討するとよいでしょう。

  • 保険料を安く抑えたい人
  • 保障内容を充実させたい人

それぞれの理由について、具体的に見ていきましょう。

保険料を安く抑えたい人

掛け捨て型保険は、貯蓄型と比べて月々の保険料が安く設定されている傾向にあります。支出を少しでも抑えたいなら、掛け捨て型保険を検討してみましょう。また、収入と支出の差がほとんどなく、家計に余裕がない場合も、保険料が低めの掛け捨て型であれば無理なく加入しやすいといえます。

保障内容を充実させたい人

掛け捨て型保険は保険料が低めのため、特約を付加したり、保険金・給付金の金額を多めに設定したりと、ご自身の考え方に合わせて保険を組み立てやすいというメリットがあります。保険料を抑えつつ、保障内容を充実させたい方も、掛け捨て型保険を検討してみましょう。

女性保険においてどのような保障が必要か迷ったときは、ぜひ「auマネープラン相談」のファイナンシャルプランナーにご相談ください。「auマネープラン相談」では、一世帯一回限り、疑問を解消できるまで何度でも無料でご相談が可能です。お気軽にご利用ください。

女性向け医療保険を選ぶポイント

女性保険を選ぶ際には、以下のポイントに注目してください。

  • 申込条件
  • 保険対象
  • 保険期間
  • 特約の種類
  • 給付金・保険金の額
  • 給付タイプ
  • 貯蓄型・掛け捨て型

適切なタイミングで適切な保障を確保するためにも、保険契約は慎重に進めることが重要です。各ポイントを丁寧に確認して、ご自身に合う女性保険を見つけましょう。

申込条件

女性保険は商品によって、申込条件が異なります。加入を検討する前に、ご自身が申込条件を満たしているのか確認しておきましょう。次のような治療歴や既往歴がある場合、保険商品によっては加入できないことや、保障内容に制限が設けられる可能性があるため注意が必要です。

  • 過去に帝王切開や子宮外妊娠をしたことがある
  • がんに罹患したことがある

申込条件を満たさない場合でも、経過年数や健康状態、保険商品の内容によっては加入できるケースもあります。制限なく保障を受けたい場合や、加入可否に不安がある場合は、他の女性保険も含めて検討してみましょう。

保険対象

どのようなケースにおいて保障を受けられるかは、保険商品によって異なります。例えば、帝王切開が保険対象となる女性保険もあれば、対象外の保険もあります。ご自身が受けたい保障を得られる保険なのか、確認してから加入するようにしましょう。

保険期間

保険期間には、定期型と終身型があります。定期型は「一定期間のみ保障を受けられる保険」、終身型は「解約しない限り一生涯にわたって保障を受けられる保険」です。

一生保障を受けたいなら終身型ですが、「妊娠する可能性がある期間だけ保障を受けたい」「子どもが独立するまで保険に加入したい」など、一定期間のみ保障を必要としている場合は定期型を検討できるでしょう。

ただし、定期型は契約更新時に保険料が上がることが一般的なため、徐々に負担が大きくなる可能性があります。年齢別の保険料目安もチェックしてから、加入を検討しましょう。

特約の種類

女性保険によっては、次のような特約を付加できる場合があります。

先進医療特約 先進医療を受けたときに発生した技術料と同額を受け取れる、先進医療を受けたときに一時金を受け取れるなど
保険料払込免除特約 死亡や高度障害状態、三大疾病など、保険会社が定める所定の状態になった場合に以後の保険料の払込が免除される
終身保険特約 死亡したときに保険金を受け取れる
三大疾病特約 三大疾病(がん・脳血管疾患・心疾患)と診断されたときに一時金を受け取れる、三大疾病と診断されると以後の保険料の払込が免除されるなど
通院治療特約 退院後、通院治療が必要なときに通院日数に応じて給付金を受け取れる、通院治療を受けた月のみ給付金を受け取れるなど

特約を付加するとその分、保険料が高額になりますが、より手厚い保障を受けられます。ご自身に必要な保障を無理のない保険料で確保するためにも、特約の種類や給付条件を確認したうえで検討しましょう。

給付金・保険金の額

女性保険によって、給付金・保険金の額が異なります。必要十分な金額かどうか、事前に確認しておきましょう。また、保険商品によっては、給付金・保険金の額を選択できることもあります。

例えば、ある女性保険では入院給付金の額を「1日10,000円」または「1日5,000円」から選択できます。

「入院時に少しでも保障を受けたい」と考えるのなら1日5,000円でも十分な可能性がありますが、「個室を利用したい」「入院中の家族の交通費や生活費にも充当したい」と考えるのなら、1日10,000円程度は必要かもしれません。

給付金・保険金の額が高くなると保障は手厚くなりますが、保険料も高くなる点に注意が必要です。家計を見直し、保険料が家計を圧迫しないか確認してから契約するようにしましょう。

給付タイプ

多くの女性向け医療保険には、保険会社所定の入院に対して受け取れる「入院給付金」が設定されています。入院給付金の額は、次のいずれかによって決まることが一般的です。

  • 入院日数に応じて決まるタイプ:例えば5日間入院した場合は、1日あたりの入院給付金の額×5日分を受け取れる。
  • 入院回数に応じて決まるタイプ:入院日数にかかわらず、1入院あたり定額を受け取れる。

入院治療が長引く可能性がある場合は、入院日数に応じて決まるほうが向いています。一方、短期入院が多いと想定される場合は、入院回数に応じて給付金額が決まるほうが適しているでしょう。

貯蓄型・掛け捨て型

女性保険には、貯蓄型と掛け捨て型があります。貯蓄型なら満期保険金や解約返戻金、健康祝金などの設定があるため、保障の適用を受けなくても、加入してすぐに解約しない限りはいくらかの金額を受け取れます。

一方、掛け捨て型は、満期保険金や解約返戻金がない保険です。原則として、保険期間中に給付金・保険金の支払事由が生じない限り、お金を受け取ることができません。

ご自身に合う保険を見つけることは、容易なことではありません。申込条件や保険期間、給付タイプなどを総合的に考慮し、適切な保険商品を絞り込むことが必要です。

保険選びに悩んだときは、ぜひ「auマネープラン相談」にご相談ください。ファイナンシャルプランナーが専門家としてのアドバイスをご提供いたします。ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

女性保険で将来に備えよう

女性保険は、女性ならではのリスクに対して、通常の医療保険よりも手厚い保障が上乗せされる保険です。ただし、保険会社によって申込条件や保障内容、貯蓄型か掛け捨て型かなどが異なるため、ご自身に合う保険かどうか細部までチェックしてから契約することが大切です。

また、保険料と給付金・保険金のバランスも確認しておきましょう。必要なタイミングで必要な保障を、納得できる保険料で受けられるように組み立てておくと、保険に対する満足度も向上します。

「auマネープラン相談」では、ファイナンシャルプランナーの無料相談をご提供しています。保険選びに迷ったときやご自身に合う保障内容がわからないときなど、保険に対する疑問がある方は、お気軽にご相談ください。一世帯一回限り、疑問を解消できるまで何度でも無料でご相談いただけます。

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